こんにちは、教員+ワンオペママのyokoです。
塾に通っていない生徒から、よく受ける質問がこれです。
「どんな問題集で勉強したらいいですか?」
本屋さんに行けば、英語だけでも何十種類とある問題集。そんなにも高くないとはいえ、その中から、自分に合った問題集を探して、購入するのは、難しいと思います。
いつも決まって答えるのが、こちら。
「とにかく薄い問題集で、かつ解答と解説が詳しく書かれているものを選んでください」
勉強は達成感がなければ続きませんよね。
薄い問題集であれば、少し頑張ればゴールが見えそうな気がしませんか?
しかも、問題集を編集する側としては、どの問題を載せるべきなのか、相当考えて作られているのではないかと推測されます。
そして、問題集は一人で勉強するときに使います。わからない問題があった時に、解説を見て、納得できる(理解できる)ことは、勉強に対するストレスを軽減し、調べる手間(時間)を省くことができます。
では、わたしのおすすめする問題集をご紹介しますね。
長文読解編
【書名】本多式 中学英語マスター 速読長文
【出版社】株式会社 文藝春秋
【著者】本多敏幸
中学校1年生~中学校3年生(高校入試対策)の3年間に対応している問題集です。
徐々に語数が増えていくので、中学生にも負担なく、ゆっくりと長文読解に対応していける作りになっています。
1題あたりの問題数も少ないので、じっくりと読み込む練習にもってこいの問題集です。
【書名】くもんの中学基礎がため100%(学年ごと)
【出版社】くもん出版
くもん式にスモールステップで問題が作られていて、基礎の定着を図るにはもってこいの1冊です。
各学年ごとに問題集が設定されています。
教科書の内容に沿った問題集ではありませんが、重要単語や連語も網羅されていて、1冊終えたときには、自信がつくと思います。
中1の3学期期末テストで65点だった友だちの息子さんに、この問題集を使い、5、6回指導しました。基礎の定着+ケアレスミス予防を徹底して練習しました。その結果、中2の初めてのテストで85点をとることができました!!(本人以上に喜んだのはわたしです。笑)
文法
【書名】出た問 特訓 100題 英語
【出版社】Gakken
高校入試向けの問題集です。
2003年に出版されたものですので、かなり古く、Amazonでは中古品のお取り扱いしかありませんでした。
古い問題集ですが、英語で自由表現をする問題も多く記載されていて、15年以上前に作られた問題集とは思えないくらい、現在の英語学習にも合っています。
この1冊(100題)をしっかり理解し、どこを聞かれても答えられるようになれば、相当英語の力がつきます。
厳選された100題が載っています。
単語
【書名】キクタン 中学英単語 高校入試レベル
【出版社】アルク
この単語帳のいいところは、単語とその意味だけが書かれているのではなく、チャンク(意味のまとまり)と例文が書かれているところです。
英単語とその意味だけを覚えても、使える英語は身につきません。
単語は、英文の中で覚えることが大切です。
頭の中に、いかに英語の記憶回路を作るか。
そして、忘れそうなころに、もう一度学習して定着を図ることが大切です。
1日に16語、8週間で1冊を1周できる仕組みになっています。
1日最短1分半(最長5分)という学習スタイルを推されていて、これなら無理なく学習を継続することができますよね。
英語の学習は、時間は短くてもいいのですが、毎日継続することが何よりも大切です。
音声CDもついています。また、音声のダウンロードも可能です。
高校入試にも十分に対応した英単語集となっています。
高校入試対策
【書名】入試実践力の完成
【出版社】くもん出版
入試問題で使われた長文問題がたくさん掲載されています。
長文の内容も、中学生が読んでためになるような内容のものが中心となっていて、英語を学習するだけでなく、心に届く内容でおすすめです。
また巻末には、出題頻度の高い熟語や書き換え問題もたくさん載っていて、学校の実力テスト対策にもってこいの問題集となっています。
この1冊を中学2年生の春休みから3年生の夏休み頃までに解くことをおすすめします。
まとめ
今日ご紹介した問題集は、どれも新しいものではありませんが、英語学習における基礎基本を大切に作られているものです。
スピーキングやリスニングが重要に見えますが、英語で会話するためには、絶対的な知識量がなければ、スムーズに会話することは難しいです。
長文読解や文法の学習は、生きた英語を身につけるしっかりとした土台になります。
文法を知ることは、英語のルールを知ることです。
ぜひ、上記の問題集を徹底的に解いてみてください。
必ず力がつきますよ。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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