こんにちは。教員+3人ワンオペママのyokoです。
今日は「保育園での友だちとのトラブル」について、話します。
保育園での様子は、送り迎えでの先生方から教えていただけますが、なかなか細かいところまではわからないことも多いですよね。(わからないまま、知らないままの方がよいことも、多々あります。笑)
今日は、うちの5歳の次女が起こしたトラブルを元に、わたしたち夫婦がどのように対応したかを書きます。
「子どもが保育園でトラブルを起こした!!どうしよう」と悩まれているパパさんやママさん、起きたトラブルをどのように保護者に説明しようと悩んでいる保育士の先生方、ぜひ読んでくださいね。
実際にあったトラブル(次女年長編)
次女が年長(5歳)だったころに、実際にあったエピソードです。
ある日の夕食時に1本の電話がなります。
わたし:「もしもし?あーくん(娘の友だち)ママ、めずらしいね。どうしたの?」
あーくんママ:「今日ね、うちのあーくんが、ぐーちゃん(うちの次女)に200円もらったって言ってて。明日お迎えのときに返すね。」
わたし:「え~~~!!うちの子、お金持って行ってたの?しかも、友だちに配ってるの!!ごめんなさい!!本人に聞いてみる!!電話くれて、ありがとうね!!」
家族で楽しい夕食を食べている中、その電話はありました。我が子が「保育園でお金を配っている」なんて、前代未聞です。長女の時には、そんな心配一度もしたことがありません。
その電話を切った瞬間に頭の中で、いろんなことが過りました。
「他の友だちにもあげてる?」
「先生にすぐ謝らないと」
「最近仕事忙しいから、ストレスかかってるのかな…」
「ほったらかしに育ててるか、愛情足りてないのかも」
「もう仕事もやめて、家にいてあげた方がいいわ」
などなど。
とにかく、自分の娘に話を聞いてみないことにははじまりません。大まかに夫に電話の内容を伝え、目の前で美味しそうにぶりの照焼をがっついている次女に聞いてみました。
親としての対応
わたし:「あーくんのママが、今日ぐーちゃんから200円もらったって言ってるけど、ほんと?」
次女:(顔がひきつる)
わたし:「本当なん?200円、銀色のお金2枚あげたの?」
次女:(顔を真っ赤にして、うなづく)
わたし:「お金持って行ったらあかんの知ってるよね?他にも誰かにあげたの?」
次女:「あげてない」
夫:「本当にあげてない?今、言わなかったら、怒られるよ」
次女:「あげてない」
ところが、そのやりとりを聞いていた3歳の末っ子長男が一言。
末っ子長男:「えっ?りゅうちゃんにもあげてた」
わたし:「ぐー(次女)、りゅうちゃんにもあげたの?」
数秒間の沈黙が流れる。
次女:(大声で泣きながら)「あげた~~~」
わたし:「さっき、あげてないって言ってたのに、なんでうそつくの!!いい加減にしなさいよ~!!!」
わたしがぶち切れたのをみかねた夫が、次女を寝室へ連れていき、お金を渡した理由を聞き出します。
次女の話によると、
保護者としての対応
次女が3人の友だちにお金を渡していたことがわかりました。たまたま2人(あーくん、りゅうちゃん)は連絡の取れる仲のよいママ友でしたので、電話で話して、謝ることができましたが、残りのゆうちゃんは、保育園では話すけど、連絡先はわかりません。
保育園で起きたことでしたので、最初あーくんママから電話をもらった時から、必ず次女から聞いたことは保育園に伝えようと思っていました。
保育園でのトラブルが起きた場合、個人的に相手方に連絡が取れ、お互いが納得していたとしても、起きた事実(先生が知らない場合)や、相手の保護者と話した内容は必ず保育園に伝えなければなりません。
なぜなら、子育ては母親や家族だけで成り立っているものではありません。子どもたちにとって、たくさんの大人に関わってもらうことが、何より大切なのです。
次の日の朝、保育園に登園した際に、担任の先生に次のように話しました。
- 次女がお金を保育園に持ってきていたこと。
- そのお金を3人のお友達のお道具箱の下に置いて、お金をあげたこと。
- 2人のママには連絡がついたが、1人には連絡がとれていないこと。
- 次女が持ってきてはいけないお金を持ってきていたことに気がつかず、親として保育園に対して申し訳ない気持ちであること。
保育園側の対応
上記のように、担任の先生に話すと、
と、担任の先生から謝られてしまい、とても申し訳ない気持ちになりました。
そして、その日すぐに、次女、あーくん、りゅうちゃん、ゆうちゃんに、一人ずつ、担任の先生が話を聞いてくださり、名前をあげずに、クラスでも起きたことを話し合ってくださいました。
先生と話したこと、クラスで起きた問題を共有してもらったことで、次女自身も「お金をあげた」という行動が大変なことをしたのだと、より深く理解したようです。
主任の先生も、お迎えでお会いしたときに、こう言ってくださいました。
この言葉にどれだけ救われたことか。教員という仕事に日々忙しく、目の前の生徒のことはよく見ているのに、我が子のことはちゃんと見れていなかったのではと、反省していた自分の心に温かく響きました。
次女の行動を通して学んだこと
今回の次女の行動で、学びました。
「大人が思っている以上に、子どもは素直であるということ」
教員をしていると、トラブルを起こす=家庭や社会への不満を感じていると、思い込んでいました。
実は、子どもたちが起こす行動に、理由なんてないのかもしれません。ただ「お金をあげたかった」、それだけなのです。その気持ちに寄り添ってあげられず、怒ってしまったことは、親としては反省です。
今回のことで、「社会にはルールがあること」「困ったときには、大人に相談すること」「うそをつかないこと」を次女と一緒に考えることができました。
わたし自身は、親としてまだまだ一人前ではないです。保育園の先生方、ママ友、たくさんの方々に支えていただいていることに感謝する日々です。
完璧な親なんて、どこにもいません!!子どもたちとともに成長していけたら…そう思いながら、一日一日を頑張りましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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